世の中のことについて考えた

83年生まれ、女性。元新聞記者、精神保健福祉士、その他。そんな私の硬と軟。

2019-01-01から1年間の記事一覧

精神科での身体拘束は、「残っている」ではなく「増えている」

精神科患者の地域移行や長期入院の回避が進められ、精神科病床を減らしていこう、入院を減らそう、というのが医療界の流れだと思っていた。そこからすると、閉鎖病棟や身体拘束は減っている、でもまだ残っている、ということなのかな、と。実際は逆で、身体…

「対話」は精神科領域の治療になりうる

NHKのハートネットTVで特集されていた、精神科医療で行われている「オープンダイアローグ」。これを、「治療法」と位置付けて精神科でなされている様子が写されていた。患者、家族、医師、看護師、心理士などが輪になって話を聞き、時には医師らが自分の話も…

一時託児サービスは虐待の予防・発見に役立つのでは

児童虐待のニュースは本当に胸に痛い。伝えられる情報から、その虐待場面を思い浮かべてしまうからだ。虐待する側の親がしんどい、共感できる部分がある場合もあるが、すべての場合で子どもは虐待されるべき理由はない。どうにかできなかったのだろうか、と…

拳銃強奪事件容疑者の「手帳所持」ニュースは今必要なことか?

大阪で拳銃が強奪された事件。犯人逮捕のニュースで、NHKは昨日の昼、「精神障害者福祉手帳2級を持っていた」と伝えた。「このタイミングで小出しに速報してくることか!?」と腹が立った。 新聞やテレビの事件報道は、やっぱりおかしい。わかったことをわか…

カネカ転勤騒動の本質は育休ハラスメントではない

夫の育休明け直後に転勤を告げられ、辞令の延期を求めるも受け入れられず、退職に至った、という話が盛り上がって、 「夫が育休明けに転勤命令⇒退職」 告発ツイートでカネカに批判殺到 | ハフポスト 夫の転勤によって育休中に退職をさせられたことのある私は…

メンタル不調を抱える人の「自分研究」「自分助け」としてのブログ

ニュース記事ではないが、soarというWEBメディアの記事から。 適応障害の診断を受けた鈴木悠平さんが、べてるの家に教えてもらった回復の道のり | soar(ソア) 自分の声を聞いて、“ちゃんと”自分助けをする。自分が当事者であることから逃げないこと。 べて…

「障害児の施設退所後の行き先に自立援助ホーム」とはどういうことか

この記事が、検索したらハフポストのサイトにあってびっくり。こんな地味なニュース・・・と思ったら、福祉新聞がハフポストに提供しているようだ。 自立援助ホーム、というのは、家庭環境が悪かったり親がいないなど、児童養護施設に行く要件を満たすような…

心神喪失者による殺人の「不起訴」

福祉新聞で知ったが、渋谷区の児童養護施設の施設長殺人事件は、犯人が不起訴になっている。 渋谷の児童養護施設長刺殺、元入所者の男性を不起訴 東京都渋谷区の児童養護施設で2月、施設長の男性(46)が刺殺された事件で、東京地検は17日、殺人容疑で…

子どもの本音を聞く

三重県で、子どもへの「アドボケイト制度」の導入を検討しているという。 三重県、アドボケイトを試験導入 児童虐待防止へ期待中日新聞 2019年6月10日(月) 子育て政策について話す三重県の鈴木英敬知事。育児休暇を取った経験があることで知られる 今国会で…

NHKの不登校特集

NHKの不登校についてのNHKスペシャルを観た。不登校と、隠れ不登校、つまり保健室登校などの教室に入れない子や休みがちな子たち。広島の中学校に密着して、校内フリースクール(何時に来てもいいし、席も決まっていないし、個別に教えてくれる先生もいる)…

夫の転勤に伴う転職活動を控えて

育休中に、夫の転勤がある可能性が高く、それに伴って私も退職、転職を迫られる予定。そんな中でしなくてはいけないだろう仕事探しの諸条件について考える。 ・夫の会社の本社周辺にある社宅に住むという条件で ・勤務地は、将来、その近くで住んでもよいの…

中華料理の食器はなぜ白いのか

新しいブログを始めたいと思ったのは、もうなぜだったか忘れてしまった。noteにしようかと思っていたが、土壇場ではてなブログにしてみた。その理由もよくわからない。ひとまず、昨日surface goが我が家にやってきたので、勢いで開設した。 最初の記事に、「…